スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中央の柱(ゴールデン・ドーン)

近代の代表的な魔術結社「ゴールデン・ドーン」で行われた「中央の柱」は、カバラの「生命の樹」のセフィロートを身体に重ねて霊的な力を導く技術です。
この段階で魔術は本格的に魔術らしくなります。

これによって直接的な霊的な力を召喚、コントロールします。
これは、他人をイニシエートしたり、護符や魔術道具を聖別したり、神像へ神の力を召喚することなど、本格的な魔術にとって不可欠なものです。

「生命の樹」をミクロコスモスとしての身体に重ねて観想して、霊的な力を導くことは、古くからカバリストの間で行われてきましたが、西洋魔術はこれを魔術的な方向で発展させました。

「中央の柱」は、インドや密教で行われるチャクラの観想やプラーナのコントロールとも似ています。
「中央の柱」で操作する霊的な力は、気(エーテル、プラーナ)に象徴的な観想によって心的(アストラル)な要素を乗せたものでしょう。

「中央の柱」の瞑想では、セフィロートに対応する身体各部に、神名や色、象徴とともに光(力)を導いていきます。
複雑な瞑想なので、最初は単純な瞑想から始めて、順次、複雑にしていきます。
具体的には、下記のように9段階で練習します。

「生命の樹」の図や、セフィロートの象徴的意味は、ここではスペースの都合で説明できませんが、その名前と意味、身体上の対応だけ記載しておきます。

1 テケル=「王冠」:頭上
2 コクマー=「智慧」(:顔の左)
3 ビナー=「理解」(:顔の右)
× ダート=「知識」:喉
4 ケセド=「慈悲」(:左肩)
5 ゲブラー=「峻厳」(:右肩)
6 ティファレット=「美」:腹or胸
7 ネツァク=「勝利」(:左腰)
8 ホド=「栄光」(:右腰)
9 イエソド=「基礎」:陰部
10 マルクト=「王国」:足下

<第1段階>

直立し、両手の上(テケル)に白く輝いている球があり、それを頭の上に乗せると観想します。
足の下(マルクト)に、レモン色、オリーブ色、栗色、黒の斑になり、鈍く輝きながら回転している球体があります。
頭の上の光体がゆっくり回転しながら足の下まで降りて来ます。
この時、体の中に透明な円筒があるかのようです。
次に、足下から頭上まで球体を上昇させます。
これを何度か繰り返します。

<第2段階>

第1段階の観想に対して、光体の昇降の途中、喉(ダート)、腹部(ティファレット)、陰部(イエソド)で一旦と留めます。
球体の光の色は、喉部では藤色に、腹部では黄色に、陰部では紫色に変わります。

<第3段階>

第2段階の観想を、「ボックス呼吸」のリズムと合わせて行います。

頭上で2拍、呼吸を止めます。
4拍で息を吸いながら球体を下します。
足下で2拍、呼吸を止めます。
4拍で息を吐きながら球体を上げます。

<第4段階>

第3段階の観想に対して、神名と唱えることを加えます。
各部で、神名を唱えながら、色と音と意味を一体化させます。

頭上のテケルでは「エー・ヘイ・エー(我あり)」と唱え、自分の意識を神に移行させます。
喉のダートでは、「イエー・ホ・アー・エロ・ヒーム(我は主なる神なり)」と唱えて念じます。
腹部のティファレットでは「イエー・ホ・ヴァ・アー・エロアー・ヴェ・ダート(我は全知の主なる神なり)」と唱えて念じます。
陰部のイエソドでは「シャダイ・エル・カイ(我は全能の生ける神なり)」と唱えて念じます。
足下のマルクトでは「アドーナイ・ハ・アレッツ(我は大地の主なる)」と唱えて念じます。

<第5段階>

白い球を頭上にいただいた後、「生まれざる者」という神の召喚文を朗唱して念じます。
「生まれざる者…我はオシリス…白き輝ける光よ、降臨せよ。」と朗誦しながら、意識を神に切り替えます。
これは、内容的に「生まれなき者の儀式」で紹介したものと同じで、作業的にはその簡略版になります。

<第6段階>

これまでの全段階を統合します。

まず、カバラ十字の儀式、続いて、五芒星形の追儺の儀式を行います。
それから、「生まれざる者」の召喚を行い、ボックス呼吸に合わせて、各部で、神名を唱えながら、光の色を変えながら、足下まで光を降ろしていきます。
その後、光を昇降させます。
そして、オシリスの姿勢(胸の前で左腕を下にして両を交叉して、手のひらを肩口に当てる)を取ります。

最後に、四方で五芒星形を閉じ(「五芒星形の小儀式と4大天使の召喚」参照)、足踏みをして、日常の意識に戻ります。

<第7段階>

この段階では、光を体の中心軸で昇降させずに、左右、前後で昇降します。
他の部分は第6段階と同じです。

まず、頭上の光を、左の耳、左肩を通って、体の左側面から降ろします。
そして、足下から体の右側面を通して頭上まで上げます。
これを繰り返します。

*この時、頭の左右のセフィロートである「コクマー」、「ビナー」、左右の腕の「ケセド」、「ゲブラー」、左右の腰の「ネツァク」、「ホド」を念じて、生命の樹との照応を完成させる方法もあります。
*また、第7段階の前に、テケルから生命の樹のセフィロートの順に照応を完成させる方法もあります。

次に、頭上から、顔の前面、体の前面を通して降ろし、体の後面から上げます。
これを繰り返します。

*左右の昇降を先に、前後の昇降を後にする方法もあります。

<第8段階>

この段階では、光を頭頂から噴水のように吹き上げます。

まず、通常の方法で光を中心軸を使って昇降させます。
その後、足下から中心軸に沿って急速に上昇させ、頭頂から上に向けて噴水のように光を噴き上げます。
そして、光の粒子が5色に煌めきながら、自分が卵に包まれるように、体の回りを取り巻くように足下まで降ろします。
これを繰り返します。

<第9段階>

この段階では、足下から体の回りを巻き上げます。 

第8段階の瞑想に続いて、右足の下から前面を通って、右回りに体をぐるぐる巻きながら、上昇させます。
包帯を巻かれたミイラのようにです。
そして、オシリスの姿勢を取ります。
最後に、四方で五芒星形を閉じ、足踏みをして、日常の意識に戻ります。

*ぐるぐる巻きの昇光を先に、噴水の降光を後にする方法もあります。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

morfo

Author:morfo
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。