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「因果の七秘訣」と「自他交換」の瞑想(中観派)

「因果の七秘訣」と「自他交換の瞑想」は、インドやチベットの中観派の伝統で行われている、大乗仏教の代表的な菩提心を起こす慈悲の瞑想です。

チベットでは、「因果の七秘訣」はアティーシャが伝えたもの、「自他交換の瞑想」はシャーンティデーヴァの『入菩提行論』に由来します。

「因果の七秘訣」は、すべての生き物が自分の母だったことがあると考えて、慈悲の心を生じさせる瞑想法です。
「自他交換の瞑想」は、自分と他人を置き換えることで、利己的な心を利他的な心に変える瞑想法です。
以下、具体的に紹介しましょう。


「因果の七秘訣」の瞑想は、以下のように考察する瞑想です。

「すべての生き物は限りなく輪廻しているので、すべての生き物は自分の母だったことがある。
未来に母になることもあるし、友だったこともある。
すべての生き物は、私を守り、育ててくれたことがある。
だから、私は計り知れない恩を受けてきた。」

次に、「すべての生き物」ではなく、「親しい人たち」を対象にして、同様に、自分の母だったことがあるので恩を受けている」と考察します。
次に、好きでも嫌いでもない人たちを対象にして同様の考察を行います。
次に、嫌いな、自分の敵である人たちを対象にして同様の考察を行います。
このようにして、すべての生き物、人に対して分け隔てなく母の恩を感じるようにします。

次に、「母に対する恩を果たすように、すべての生き物に対してその恩に報いよう」という気持ちを生じさせます。

そして、「すべての生き物が 楽と出会えますように」と慈愛の念を起こします。
これについても、次に、親しい人、普通の人、敵である人を対象にして、同様の念を起こし、分け隔てなくします。

次に、「すべての生き物が、苦から離れられますように」と悲の念を起こします。
これについても、次に、親しい人、普通の人、敵である人を対象にして、同様の念を起こし、分け隔てなくします。

最後に、「すべての生き物を、仏の境地にまで導くために、修行の道に入ろう」と瞑想します。


「自他交換」の瞑想は、「自他平等」の瞑想とセットで行います。
発菩提心というだけでなく、「禅波羅蜜」つまり「止」の段階の瞑想としても行われます。

「自他平等」の瞑想は、次のように考察します。

「自他すべての生き物は、苦を望まない、楽を望むという点で平等だ。
自他すべての生き物は、苦が除かれる去るべきだという点で平等だ。
どうして自分の楽だけを望んだりするのか。」

「他人が敵として私に害を与えたとしても、彼がいるから、忍耐の修業ができるのだから、感謝するべきだ。
敵はいつも敵ではなく、敵も友も相対的なものだ」

続いて、「自他交換」の瞑想を、次のように考察します。

「楽は他人に楽を望むこと、つまり、利他的な心から生じる。
苦は自分の楽を望むこと、つまり、利己的な心から生じる。
だから、自分を大切にすることは不利益なことである。
他人を大切にすることは利益をもたらすことである。」

続いて、次のように考察します。
「他人を自分のように考え、自分を他人のように考えることは、繰り返し練習すれば、決して難しいことではない。
自己愛着の心を敵であると考えるべきだ。
自他は実体のある別のものではなく、分け隔てがないものだ。
今まで、利己的に行動してきたから、仏になることが出来なかったのだ。
自他を入れ替えることができたら、自他両方の利益が完成することは間違いがない。
だから、利己的な心をなくし、利他的な心を育てよう。」

そして、実際に、自他を入れ替えて、他人の苦しみを自分の苦しみとして受けり、他人に楽を与えるように考えます。
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