スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ジュニャーナ・ヨガ(ヴェーダーンタの瞑想)

「ジュニャーナ・ヨガ」は真実の知識を得るヨガで、哲学的な考察を瞑想に組み込んだものです。

『パガヴァッド・ギータ』では、出家者向けの瞑想的な「ジュニャーナ・ヨガ」と、在家者向けの行動的な「カルマ・ヨガ」を対比的に語ります。
『パガヴァッド・ギータ』では、「ジュニャーナ・ヨガ」は基本的にサーンキヤ哲学を理解する瞑想です。

サーンキヤ哲学に基づいた「ジュニャーナ・ヨガ」は、「古典ヨガとサーンキヤ哲学の六行観」で書いたように、8支則を基礎として行う「六行観」です。

インドでは、その後、ヴェーダーンタ哲学が優勢になり、あるいは両者がミックスされるようになりました。
*ヴェーダーンタ哲学に関しては、姉妹サイトの「ヴェーダーンタ哲学」を参照してください。

ヴェーダーンタ哲学に基づく「ジュニャーナ・ヨガ」も、基本的な方法は変わりません。
8支則を基礎として、本当の自分(真我)以外のものを識別して否定して、真我を見つけるのが目的です。

サーンキヤ哲学はで、「真我」に当たるのは純粋な「観察者」である「プルシャ」です。
2元論的な哲学なので、「プルシャ」は万物を生み出す母体ではありません。

一方、ヴェーダーンタ哲学は1元論的な哲学で、「真我」に当たるのは「アートマン」で、これは万物の根源としての「ブラフマン」と一体です。
ヴェーダーンタ哲学では「アートマン=ブラフマン」は、「存在(サット)」、「智(チット)」、「歓喜(アーナンダ)」と表現されます。
あるいは「光」として体験される場合もあります。
哲学的には、「偏在するもの」とか、「未展開者」、「第一原因」などとも表現されます。

サーンキヤ哲学では精神的な働きを「ブッディ」、「アハンカーラ」、「マナス」と細かく区別しますが、ヴェーダーンタ哲学では「アンターカラーナ」のみでシンプルです。

また、3つの体や、「真我」を包む5つの鞘を考えます。
これは人間の心身の階層です。

5つの鞘の場合は、「真我」から遠い外側のものから、
・肉体である「アンナマヤ・コーシャ(食物鞘)」
・プラーナ(気)の体である「プラーマナヤ・コーシャ(呼吸鞘)」
・一般的な心の働きである「マノマヤ・コーシャ(心の鞘)」
・直観的な智慧である「ヴィジュニヤーナマヤ・コーシャ(知性鞘)」
・最後に「アーナンマダヤ・コーシャ(歓喜鞘)」
です。
瞑想においても、これらを順に識別していくこともあります。

また、サーンキヤ哲学では「(微細な)5大元素」が感覚器官から生まれるかなり末端的なものであるのに対して、ヴェーダーンタ哲学では「微細な5大元素」が、ブラフマンから近い次元で生まれるかなり根源的なものであるという違いがあります。

そのため、瞑想においても、これらを順に識別していくことが行われます。
「地」→「水」→「火」→「風」→「虚空」→…「ブラフマン」と、より根源的な存在へと進みます。
具体的には、まず、「地」のエレメントに集中し、それが「水」のエレメントから生まれたことを理解し…といった具合です。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

morfo

Author:morfo
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。