スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イメージする瞑想の基本

イメージ・トレーニングやメージ療法でも、イメージを思い描くことを行います。
しかし、瞑想法としての「イメージする瞑想(観想)」では、夢や現実と同じくらいに、ありありとイメージを思い描きます。
眼を閉じていても、眼を開いていても、できるようにします。

一般に、観想では、象徴的なイメージと物語を体験することによって、無意識的なレベルで心の働きを活性化させたり、意識の在り方そのものを変容させます。

象徴(宗教的・神秘主義的・魔術的な象徴)は単に何かを指し示すのではなく、特定の力そのものを生み出します。
観想では、象徴が持つ連鎖の働きを介して、微細で根源的な意識の状態に至ることもできます。

観想はほとんどの宗教宗派で行われますが、特に密教(タントラ)や西洋魔術などでは重視される瞑想法です。
これらでは、万物照応と階層の連鎖の原則をもとにして作られ、教義の根本をなす「象徴体系」をベースにしています。
「象徴体系」をもとにした観想を行うためには、長期的なトレーニングによって、心の中に体系化された象徴の回路を根づかせる必要があります。

* 象徴の意味や働きについては 姉妹サイト「神秘主義思想史」の「象徴と象徴体系」もご参照ください。

観想では、静止したイメージでも、物語的に展開するイメージでも、基本的には意識的にイメージを作成してコントロールします。
しかし、意図的にイメージを作らずに、一定の心理状態に導くことでイメージが自然に生まれるようにする場合もあります。
この場合は瞑想法と言っても「夢見の技術」に近くなりますが、当ブログでは「受動的観想」と呼んで観想法の一種と見なしています。


仏教系の観想法では、「トンレン」「金剛薩?の瞑想」「チュー」「五相成身観」などがあります。
後期密教の生起次第である「秘密集会 聖者流 生起次第」は最も高度に組織化された観想法に属します。

他の宗教でも、道教の「太陽神存思法」、ヒンドゥー・ヨガの「ディヤーナ・ヨガ」、近代神秘主義では、ルドルフ・シュタイナーの観想法、高等魔術結社ゴールデンドーンの「生まれなき者の儀式」などがあります。

また、自然にイメージが現れるようにする「受動的観想法」には、ユダヤ神秘主義の「メルカーバーの観想」、イスラム神秘主義の「ズィクル」、西洋魔術の「アイテール界の上昇(エノク魔術)」などがあります。


観想を行えるようになるためには、訓練が必要です。
以下、2種類の訓練法を紹介します。

まず、西洋高等魔術で行う訓練法です。

例えば、色と形のはっきりした幾何学図形を紙に描きます。
そして、それを30秒ほど凝視します。
その後、白い壁を見ると、補色で残像が見えます。

例えば、赤い円を凝視した後に白壁を見ると、緑の円が見えます。
普通、この生理的・視覚的な残像は自然に消えていきます。
しかし、残像に集中しながらそれを保持し続けるように訓練します。
すると、いつの間にか、内的に作り出し、投影されたイメージが、残像に置き替わっていきます。
この内的イメージは、目を閉じても見えます。

この時、単に視覚的に赤をイメージするだけではなくて、温かさ、情熱など、赤が象徴するものを全感覚的に感じるようにしてみましょう。

それができるようになったら、内的イメージの大きさを変えたり、形を変えたりします。
また、残像を利用することなく、好きな色形のイメージを、白壁に投影する訓練をします。
また、眼を閉じてイメージを思い浮かべる訓練をします。

さらには、複雑なイメージを投影したり、思い描きます。
あるいは、眼を開いた状態でも、思い描けるようにします。

白い壁に投影する以外にも、ブラックミラー(ガラスにエナメルを塗ったもの)だとか、占い師のように水晶に投影して訓練する方法もあります。


次に、チベット仏教で行う訓練法です。

一晩、二晩と寝ずに起き続けます。
すると、だんだんと、夢と覚醒の混ざった半眠の意識状態になり、勝手に夢のイメージが見えるようになります。
この意識状態の中で、イメージを思い描くことを訓練します。
また、日常の意識状態でも、その半眠に近い状態になれるように訓練します。

起き続けての訓練以外にも、入眠時に訓練したり、二度寝、三度寝をして浅い眠りの状態で訓練するのも方法でしょう。

あるいは、部屋を真っ暗にして、長時間(数日)いるとか、アイマスクを長時間着け続けると、やはり半眠の意識状態になるので、この状態でも訓練できます。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

morfo

Author:morfo
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。