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気をコントロールする瞑想

一般に「気」をコントロールするというと、「気功」が有名です。
実は気功といっても様々なのですが、一般的に知られる気功は特定のポーズや動きの中で、体の中の気の流れをコントロールしたり、一箇所に集めて強めたり、外から取り入れたりします。
それが一種の健康法となっています。

中国の道教(仙道)には「内丹」と呼ばれる気をコントロールする修行体系があります。
実は、現代の気功は、内丹の初歩段階に当たる「導引」を一般化・現代化したものです。

世界各地に気をコントロールする瞑想法があります。
特に、中国、インド、チベットなどには、高度な修行体系・瞑想法があります。

中国で「気」と呼ばれるものは、インドでは「プラーナ」など、チベットでは「ルン」、ヨーロッパ・オリエントでは「エーテル(アイテール)」などと呼ばれます。

気は意識、イメージ、呼吸法、特定の体位や座法によってコントロールします。

気は、体の中では、波動状に移動する微細な物質か電気のような存在のように感じます。
場所や量にもよりますが、一般に、ピリピリしたり、温かさを感じます。

気は意識した身体の部分に自然に集まります。
動くようにイメージして、意識する場所を移動すれば、その通りに動きます。

初めて気を感じるための方法には次のようなものがあります。

まず、両手こすり合わせます。
すると、手のひらがピリピリして温かさや圧力のような感覚を感じます。
これは摩擦による皮膚感覚とその残像です。
そのピリピリした感覚に集中し、その感覚を保持するように努めます。
すると、いつのまにか気が集まり、気の感覚になります。

ただ、気の感覚は、幻覚や自己催眠とは異なりますので、思い込みをしないように慎重に判断しましょう。


気のあり方と心のあり方は密接に関係しています。
気を浄化して自由に動かすことは、心を解放して創造的になることと一体です。
根源的な気を発動させることは、表面的な心を静めて、心の深層を目覚ませることと一体です。

気の修行をしていると、身体を固体じゃなく、波動状の存在として捉えるようになるので、心も柔らかくなります。
様々な気が身体の内外を自然に循環するので、身体の境界という意識も薄れ、一つの私、身体を支配する私という意識も薄れます。

気は身体の内外を流れます。
身体の中には気が流れる気脈や交わる地点があります。
それだけではなく、気でできた身体があります。
そして、気の身体の核(種・胎)があります。

気を凝縮すると熱を持ち発火します(比喩的な表現ですが)。
気の身体の核を溶かすと液状の気が発生します(比喩的な表現ですが)。

気には種類があります。
例えば、中国では「後天的な気(宗気)」と「先天的な気(元気)」の区別が重要です。
インド・チベットでは、「粗い気」「微細な気」「極微細な気」と3つに分けます。

一般に、「気をコントロールする瞑想」の第一段階は、粗い後天的な気の流れをスムーズにしたり、気を増やして、その他の初歩的な段階で、健康が目的だったりすることもあります。
中国仙道の「内丹」の初歩段階や、近代ハタ・ヨガのアイアンガー・ヨガヴィンヤサ・ヨガ、仏教のヤントラ・ヨガなどは、多くはこの段階だと思います。
西洋魔術の「中央の柱」でも、観想と共に初歩的な気もコントロールを行います。

第二段階は、先天的な細かい気を発動させて、気の身体を浄化したり、もう一つの気の身体を作ることです。
中国では「内丹」の「小周天」、「大周天」の段階です。
インド・ヒンドゥー教では、「クンダリーニ・ヨガ」、後期密教の「チャンダリーの火」、「究竟次第」などがこれを行います。

さらに第三段階は、ほとんど伝説の領域になりますが、肉体を清浄な気の身体や光の身体に解消していきます。
中国仙道の「還虚合道」の段階や、ゾクチェンの「トゥゲル」による「虹の身体」などがそうです。

詳細は個々のページを参照してください。
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